Ftarri
お知らせ
最終更新日:2008年4月18日
4月18日
Ftarri Festival 東京、いよいよ明日からです。フェスティヴァルもうひとつのお楽しみ、物販コーナーも盛りだくさんです。Ftarri CDショップからはIMJ/Ftarri のCDや本に加えて、輸入盤を大量に持ち込みます。Ftarri ショップの商品については、すべて1〜3割値引き販売します。京都で好評だった缶バッジも販売しますが、少部数しか制作してませんので、お早めにお買い求めください。安いです。Ftarri Tシャツも少し持っていきます。
このほか、出演者のみなさんのCDもたくさん並びます。レア物を掘り当ててください。また、JINYAディスクの5月8日発売予定の新譜、高柳昌行グループのモダン・ジャズ・アルバム『ライブ・アット・タロー(昼の部)』を特別に先行販売します。しかも、なんと300部限定で特典CD付き(トリオによる1曲収録、CDRではなくCD!)です。
2日間通し券と明日の1日券は本日午後6時、20日の1日券は明日午後6時で予約締切です。もちろん当日券もあります。料金、予約方法は以下の通りです。
2日間通し券:予約 7,500円 + 各日 1 drink、当日 8,000円 + 各日 1 drink
1日券(各日):予約 4,000円 + 1 drink、当日 4,500円 + 1 drink
予約方法:
スーパーデラックスのウェブサイト、または携帯専用サイト (http://www.sdlx.jp) から申込下さい。Eメールにより確認のご連絡をいたします。
ファックスでの申込の場合は、イヴェント名 (Ftarri Festival)、希望日(4/19 + 20、4/19、4/20)、名前、人数、電話番号またはファックス番号を明記の上、03-5412-0516へ送信下さい。
それでは、会場でお待ちしております!!
4月16日
Ftarri Festival 京都は無事終了しました。大勢のお客さまにきていただき、本当にありがとうございました。
さて、次は東京です。おいでいただいた方全員にプレゼントするサンプラーCDRは、初日と二日目で内容が異なります。内容は以下の通りです。
4月19日(土)
- 伊東篤宏 - Acousmatic 9 (3:25)
『Improvised Music from Japan』10枚組ボックス・セット (IMJ-10CD) から。伊東篤宏の自作音具オプトロンによる演奏。このボックス・セットの制作を進めていた2001年当時、彼が共同経営していた東京、代々木のオフサイトに足を運んでは、ここに出入りしていたミュージシャンたちにボックス・セットへの音源提供を依頼していたのを思い出します。当然、彼にもオフサイトで依頼しました。
- 吉田アミ Yoshida Ami (0:23)
- 吉田アミ Yoshida Ami (0:15)
- 吉田アミ Yoshida Ami (0:09)
- 吉田アミ Yoshida Ami (0:24)
- 吉田アミ Yoshida Ami (2:22)
- 吉田アミ Yoshida Ami (1:03)
- 吉田アミ Yoshida Ami (0:09)
- 吉田アミ Yoshida Ami (0:09)
- 吉田アミ Yoshida Ami (0:19)
- 吉田アミ Yoshida Ami (0:09)
吉田アミのアルバム『虎鶫 Tiger Thrush』(IMJ-504) からです。このアルバムには全99曲収録されていて、驚異のハウリング・ヴォイスの可能性を集大成したものです。彼女自身、「自分が出せる音を素材別に整理した図鑑のようなもの」と説明しています。最初の10曲を収録しました。
- 杉本拓 - Dot (6:35)
2003年オーストラリアでのライヴ演奏を収録した杉本拓の2枚組アルバム『Live in Australia』(IMJ-524/5) のディスク1「Dot」(72分)からの抜粋です。「Dot」は、突然降り出した通り雨がホワイト・ノイズのように全体を埋め尽くすなか、杉本がポツン、ポツンと爪弾くというハプニングを記録しています。ここには、雨がどんどん弱まっていくあたりの抜粋を収めました。
- Han Bennink / 今井和雄 - What? Where? (5:11)
ハン・ベニンク(ドラムス)と今井和雄(ギター)のデュオCD『Across the Desert』(IMJ-514) からです。ベテラン、ベニンクのエネルギッシュなドラミングに敢然と挑む今井のギター。すごいです。私は、ベニンクといえばルーツがスイングという固定観念から、ろくに聴きもせずにベニンクをずっと避けていましたが、この録音を聴いて初めて彼の演奏のすばらしさに気づきました。IMJでフリージャズっぽいものは少ないですが、これはその一枚。
- 大蔵雅彦 - Sylome (6:37)
大蔵雅彦の『Time Service』(IMJ-518) からの一曲です。このアルバムではアルト・サックス、バス・クラリネット、チューブを使い分けてますが、この曲ではアルト・サックスを吹いてます。サックスによる最先端の即興演奏で、高度に抽象的でユニークな音楽性。このCDをIMJからリリースできてほんとによかったなあ、と常々思ってます。
- 宇波拓 - Pleasant Valley (7:15)
年刊誌『Improvised Music from Japan Extra 2003』[本 + 2 CDs] (IMJ-302/3) からの1曲です。今や飛ぶ鳥も落とす勢いの宇波拓による、バンジョーを使った杉本拓ばりに無音が支配した演奏です。この本は全体の構成から、インタヴュー、執筆と、そのほとんどを音楽評論家の大谷能生にやってもらった若手特集号でした。宇波拓のインタヴューも載ってます。
- Klaus Filip / 中村としまる - Pace (7:21)
クラウス・フィリップ (ラップトップ)と中村としまる(ノーインプット・ミキシング・ボード)のデュオ・アルバム『Aluk』(IMJ-526) の一曲目の抜粋です。フィリップのサインウェイヴと中村のフィードバックがまるでコミュニケートするかのような、息をのむほどに美しい息のあった演奏です。
- Sachiko M - Salon de Sachiko (2:58)
Sachiko M の『Salon de Sachiko』(Hitorri-111) からの抜粋。彼女の前作『Bar さちこ』と対をなすアルバムです。サインウェイヴの持続音にこだわった前作とは対照的に、線香花火が火花を散らすようなチリチリというリズミカルな音が、無音をはさみつつ繰り出されます。
- 鈴木學 - ELS19 (1:55)
ここから後の4曲は、IMJ/Ftarri リリースではない録音です。鈴木學のこのトラックは、水を電気分解したときに発生する水素と酸素の泡を利用して、サインウェイヴをFM変調したサウンドで、彼のウェブサイトで公表されているものです。彼は自作エレクトロニクスをいろいろと考案していて、ライヴではそれらを使って、思わず吹き出すような楽しいソロ・パフォーマンスも披露しています。
- Ryu Hankil (4:42)
これは韓国のリュウ・ハンキルによる分解したアナログ時計を使った演奏です。韓国のインタヴュー雑誌『MAP』の「Ryu Hankil 01」特集号付録CDRに収録されたものの抜粋です。彼のソロ演奏の録音はなかなかないので、彼の作る音がよく聴ける貴重な録音です。
- VOIMA - eg. (edition) (4:59)
鈴木康文と安永哲郎のラップトップ・デュオ VOIMA(ヴォイマ)の演奏で、今年3月の「electric GARDEN」というイヴェントで配布されたCD収録曲をミックスし直したものです。VOIMAとIMJには深い因縁があります。IMJには520と521のふたつの欠番があって、そのひとつはVOIMAに与えられていた番号です。当時、事情があってリリースするのをやめ、10年後にVOIMAのアルバムを出すと決めました。その後、IMJでのCDリリースは終了し、Ftarri に受け継がれたわけですが、Ftarri とていつまであるかわかったものではありません。VOIMAは果たして10年先まで存在するのか。VOIMAのアルバムの運命はいかに。案外、いつのまにか他のレーベルから出てたりして。
- Kulkuel & Leidenschaft - Zuegig aber ohne Hast (2:21)
ニコラス・ブスマン(チェロ)、カイ・ファガシンスキー(クラリネット)、ジョー・ウィリアムスン(ベース)のトリオの演奏です。この3人による録音は『Improvised Music from Japan Extra 2006』のベルリン特集号にも収録されています。今回のCDR作成にあたって、ブスマンにベルリン特集号収録の録音を使わせてほしいと頼んだら、別の録音を送るからと、これを急遽送ってくれました。未発表録音です。
4月20日(日)
- 吉村光弘 - Ears Ring (5:53)
年刊誌『Improvised Music from Japan 2005』[本 + 2 CDs] (IMJ-306/7) からで、吉村光弘のマイクロフォンによる高周波フィードバックの演奏です。この頃から、彼の活動への注目度が増していき、その後、音楽批評紙『三太』の共同編集や、自主レーベル (h)ear rings でのソロCD『以下同様』のリリースで、一気に国内外での評判を高めました。
- International Nothing - We Already Know . . . (6:03)
ベルリンを拠点に活動するふたりのクラリネット奏者、カイ・ファガシンスキー (Kai Fagaschinski) とミヒャエル・ティーケ (Michael Thieke) のデュオ・プロジェクト International Nothing のデビュー作『Mainstream』(ftarri-222) からの一曲です。Ftarri レーベルのデビュー作でもあります。IMJ は日本で活動するミュージシャンや、海外で活動する日本人ミュージシャンのCDばかり出してきたので、その点でこれは異色です。CDを出すにあたって、彼らから2枚のデモを聴かされてこちらを選びました。私の大好きなヴォーカリスト Margareth Kammerer が一曲ゲスト参加してるのも、こちらに決めた理由のひとつでした。「We Already Know . . .」は京都版サンプラー収録曲同様、クラリネットふたりだけの演奏で、静謐そのものです。
- ユタカワサキ - Object Tracking (9:49)
『Improvised Music from Japan』10枚組ボックス・セット (IMJ-10CD) からの一曲です。ユタカワサキのアナログ・シンセサイザーの演奏は個人的に大好きで、レーベルからアルバムをリリースしたいと常々思っていて、ラヴコールを送っているのですが、なかなか実現させてくれません。IMJ レーベルの欠番のひとつはVOIMAであると先に書きましたが、残るひとつはユタカワサキです。今後もラヴコールは送り続けます。
- 大友良英 - 19th September 2002, Kid Ailack Art Hall, Tokyo (5:07)
これは今のところ、未発表録音です。近々 Meenna レーベルから発売を予定している大友良英の『Core Anode』(meenna-332) の全3曲中、1曲目の一部をいち早くお届けします。メンバーは植村昌弘 (drums)、伊東篤宏 (optron)、イトケン (drums)、大友良英 (guitar) です。他の2曲にはさらに大勢のメンバーが顔を揃えています。2002年に『Ensemble Cathode』(IMJ-502) をリリースしていますから、これで大友の対をなすプロジェクト、Cathode と Anode の両方をリリースしたことになり、感慨深いものがあります。IMJ/Ftarri を通して、おそらく初の爆音ものフル・アルバムです。
- Axel Dorner / 中村としまる - Nachhervor (5:59)
今や欧州即興音楽シーンを代表するひとり、アクセル・ドゥナー(トランペット)と中村としまる(ノーインプット・ミキシング・ボード)のデュオ・アルバム『Vorhernach』(ftarri-221) 1曲目の抜粋です。中村としまるの最近の演奏はどれもすばらしいので、このアルバムも悪いはずがありません。
- 田中悠美子 - 古池や (5:40)
田中悠美子(太棹三味線)初のアルバム『たゆたうた』(IMJ-508) からの一曲です。これはIMJ/Ftarri リリースの中でも個人的に最も愛着のあるアルバムの一枚です。リリースまでにとりわけ時間のかかった作品ですが、発売できた時には達成感を十分に味わえたCDです。彼女の才能がとてもよく発揮された傑作です。
- 秋山徹次 / Martin Ng - Lost Angels (for Henry Flynt) (7:45)
秋山徹次(アコースティック・ギター)とMartin Ng(ターンテーブル)のデュオ『Oimacta』(IMj-519) の3曲目の抜粋です。一体どうやって、こんな荘厳なサウンドを作り出しているんだろうと、不思議に思ったアルバムです。
- 直嶋岳史 / 竹田大純 / ユタカワサキ / 竹内光輝 / 古池寿浩 / 川口貴大 / 戸塚泰雄 (4:58)
直嶋岳史(ミキシング・ボード)、竹田大純(ギター)、ユタカワサキ(ギター)、竹内光輝(フルート)、古池寿浩(トロンボーン)、川口貴大(リモデルド・カウンター)、戸塚泰雄(コンプレッサー)の7人による集団即興のCD『Septet』(meenna-333) の1曲目の抜粋です。これほどの人数がいながら、徹頭徹尾、無音が全体を支配したアルバムです。誰が買うのかと心配しましたが、予想外に欧米で評判を呼びました。
- 山内桂 / Michel Doneda - M (6:36)
山内桂(アルト・サックス)とミッシェル・ドネダ(ソプラノ・サックス)のデュオ『La Drache』(IMJ-528) の5曲目です。ドネダの突風のような持続音と山内の短音の対比がおもしろい曲です。
- gnu - Meteora (8:05)
最後を飾るのは大蔵雅彦率いる gnu の曲で、『Improvised Music from Japan』10枚組ボックス・セット (IMJ-10CD) からです。メンバーは大蔵雅彦 (alto sax)、塚本真一 (organ)、種石幸也 (bass)、イトケン (drums) です。熊田央が加わって5人編成になってからの別バージョンが、CD『Suro』(cubic music) に収録されています。なお、gnu は日曜日の本番で、新曲を1曲披露してくれます。
4月10日
Ftarri Festival 京都もうすぐです。物販コーナーも設けますので、覗いて買っていってください。Ftarri ショップからはFtarri/IMJのリリースももちろん、輸入物を中心に面白そうなCDを持ち込んで、ネットショップの値段より1〜2割安く販売するつもりです。ほかに出演者もいろいろと持ってくると思います。Ftarri Festival 缶バッジもあります。非売品として作ったFtarri Tシャツが少し残っているので、それも放出しようかなと思案中です。
Ftarri Festival 京都においでいただいたお客さまには、Ftarri/Improvised Music from Japan リリースのCDから選曲した、以下のような内容のサンプラーCDR をもれなくプレゼントします。
- 半野田拓 - Solo Guitar (7:38)
これは年刊誌『Improvised Music from Japan Extra 2003』(本 + 2 CDs)からの1曲。いかにも半野田拓らしい、彼からしか生まれてこない、くねくねした曲調で楽しい演奏です。
- Haco - Bugfield 1 "Start Up"-"Track Pad" with human operation (PowerBook G4) (4:29)
Haco のアルバム『Stereo Bugscope 00』(IMJ-523) の一曲目です。このアルバムは電子機器内部における回路上の動作発振音を検出するという極めてミニマルな作品で、彼女のアルバム群の中でも極北に位置する一枚です。彼女はこのアルバムで、アルス・エレクトロニカ、ディジタル・ミュージック部門のHonorary Mention 賞を受賞しました。
- BusRatch - Sound Combing (5:16)
言わずとしれたターンテーブル・デュオ、バスラッチですが、これも年刊誌『Improvised Music from Japan Extra 2003』からです。もともとはパララックス・レコードからリリースされた彼らのCD『Memorium』収録の曲です。轟音ですが、とても緻密で刺激に満ちた演奏です。
- 江崎將史 / 中村としまる / 秋山徹次 (7:23)
今はなき東京「オフサイト」で、中村としまる(ノーインプット・ミキシング・ボード)と秋山徹次(レゾネイター・ギター)がおこなっていたMeeting at Off Site というシリーズに江崎將史(トランペット)がゲスト参加した時のもの。このシリーズからはVol. 1〜3と3つのCDが生まれましたが、これは『Meeting at Off Site Vol. 3』(IMJ-515) からです。オフサイトの代名詞ともなった終始、微弱音での演奏です。
- 西川文章 / ティム・オリーヴ - 牛月 (4:37)
西川文章(ギター)とティム・オリーヴ(ベース・ギター)の演奏をそれぞれ別個に聴く機会があって、いいなあと思ってたのですが、その後、ふたりがデュオ・プロジェクトとして演奏してることを知り、年刊誌『Improvised Music from Japan 2005』(本 + 2 CDs)への音源提供を依頼したと記憶しています。静かに始まりますが、後半になるとかなりガチャガチャやってます。
- 木下和重 - Rudiment (5:37)
これも『Improvised Music from Japan Extra 2003』からです。実は9分を超える演奏なのですが、ここでは前半部分のみ抜粋で収録しました。木下和重はヴァイオリン奏者ですが、ミニマルな作風のなかで、弦をギーッと引っ掻くような音を出し続けています。彼はジョン・ケージ研究家でもあり文章も達者で、『Improvised Music from Japan 2005』ではCDレビューを多く担当してもらいました。
- International Nothing - Rollig (6:34)
ベルリンを拠点に活動するふたりのクラリネット奏者、カイ・ファガシンスキー (Kai Fagaschinski) とミヒャエル・ティーケ (Michael Thieke) のデュオ・プロジェクト International Nothing のデビュー作『Mainstream』(ftarri-222) からの一曲です。Ftarri レーベルのデビュー作でもあります。IMJ は日本で活動するミュージシャンや、海外で活動する日本人ミュージシャンのCDばかり出してきたので、その点でこれは異色です。CDを出すにあたって、彼らから2枚のデモを聴かされてこちらを選びました。私の大好きなヴォーカリスト Margareth Kammerer が一曲ゲスト参加してるのも、こちらに決めた理由のひとつでした。「Rollig」はクラリネットふたりだけの演奏で、静謐そのものです。
- 直嶋岳史 / 竹田大純 / ユタカワサキ / 竹内光輝 / 古池寿浩 / 川口貴大 / 戸塚泰雄 (4:09)
直嶋岳史(ミキシング・ボード)、竹田大純(ギター)、ユタカワサキ(ギター)、竹内光輝(フルート)、古池寿浩(トロンボーン)、川口貴大(リモデルド・カウンター)、戸塚泰雄(コンプレッサー)の7人による集団即興のCD『Septet』(meenna-333) の2曲目の抜粋です。これほどの人数がいながら、徹頭徹尾、無音が全体を支配したアルバムです。誰が買うのかと心配しましたが、予想外に欧米で評判を呼びました。
- 山本精一 - Approach 2 (2:28)
IMJ レーベルの出発点となった記念すべき10枚組ボックスセット『Improvised Music from Japan』からです。山本精一のエレクトリック・ギターによる爆音ソロです。彼からはボックスセットのためにギター・ソロを3曲提供してもらいましたが、そのうちの一曲です。これを発売した2001年末当時、「こういうのを今やりたいんだ」と彼が言っていたのを思い出します。
- Klaus Filip / 中村としまる - Pace (7:21)
クラウス・フィリップ (ラップトップ)と中村としまる(ノーインプット・ミキシング・ボード)のデュオ・アルバム『Aluk』(IMJ-526) の一曲目の抜粋です。Filip が2005年に来日した際の録音です。お互い非常に息のあった、美しい演奏です。
- Ryu Hankil (4:42)
ここから後の3曲はIMJ/Ftarri リリースではない録音です。これは韓国のリュウ・ハンキルによる分解したアナログ時計を使った演奏です。韓国のインタヴュー雑誌『MAP』の「Ryu Hankil 01」特集号付録CDRに収録されたものの抜粋です。彼のソロ演奏の録音はなかなかないので、彼の作る音がよく聴ける貴重な録音です。
- 梅田哲也 (4:35)
梅田哲也がイスラエルでのビエンナーレ「Blurrr」でおこなったパフォーマンスの記録です。聴かせてもらった時、あまりの美しい響きに驚き、このCDRにぜひ収録したいとお願いして、彼から承諾を得ました。実際はもっと長く、ごく一部ですがここに収録しました。未発表録音です。
- Kulkuel & Leidenschaft - Zuegig aber ohne Hast (2:21)
ニコラス・ブスマン(チェロ)、カイ・ファガシンスキー(クラリネット)、ジョー・ウィリアムスン(ベース)のトリオの演奏です。この3人による録音は『Improvised Music from Japan Extra 2006』のベルリン特集号にも収録されています。今回のCDR作成にあたって、ブスマンにベルリン特集号収録の録音を使わせてほしいと頼んだら、別の録音を送るからと、これを急遽送ってくれました。これも未発表録音です。
4月4日
しばらくご無沙汰してしまいました。Ftarri Festival の準備は着々と進んでおります。今、来ていただいたお客様に無料進呈するサンプラー CDR を作成中です。フェスティヴァル出演者の演奏を Ftarri/Improvised Music from Japan リリースのCDから選び、十数曲収録しています。完売して久しい10枚組ボックス・セットに収録されていたレア物や、未発表録音も数曲含まれています。詳細は数日後に公開します。
CDショップの更新も滞っていてご迷惑をおかけしております。突然ですが、クリアランス・セール始めました。こちらに載ってます。5月10日まで続けます。
3月13日
Ftarri Festival のホームページ作りました(京都、東京)。
3月3日
Ftarri Festival 京都はいろいろと決まりました。午後2時開場、午後3時開演、午後10時終了。料金は予約:3,500 円 + 1 drink、当日:4,000 円 + 1 drink。予約はアバンギルド website (http://urbanguild.net/) のLIVE SCHEDULEにある予約フォームをお使いいただくか、もしくは電話(アバンギルド 075-212-1125)でお願いいたします。予約できるのは前日の4月12日(土)までです。
第一部
竹内光輝(作曲、フルート)+ 江崎將史(トランペット)+ 木下和重(ヴァイオリン)
Noid(チェロ)+ 宇波拓(コンピュータ)
半野田拓(ギター)ソロ
山本精一(ギター、パーカッション、楊琴)+ 梅田哲也
(30分休憩)
第二部
アキビンオオケストラ(江崎將史、森山ふとし、西川文章、鈴木勝、森雄大、坪内敦、高橋美佳、井上智士、たなかとしゆき)+ 村山政二朗(パーカッション)
BusRatch(ターンテーブル)+ リュウ・ハンキル(アナログ時計、コンタクト・マイク)
Los Glissandinos:クラウス・フィリップ(コンピュータ)+ カイ・ファガシンスキー(クラリネット)
(30分休憩)
第三部
木下和重(ヴァイオリン)+ 磯端伸一(アコースティック・ギター) + 小田寛一郎
西川文章(ギター)+ ティム・オリーヴ(エレクトリック・ベース)+ Haco(エレクトロニクス、ヴォイス)
Kapital Band I:ニコラス・ブスマン(エレクトロニクス)+ マーティン・ブランドルマイヤー(ドラムス)
東京のほうも演奏順以外は決まりました。料金は2日間通し券:予約 7,500円 + 各日 1 drink、当日 8,000円 + 各日 1 drink、1日券(両日ともに):予約 4,000円 + 1 drink、当日 4,500円 + 1 drink です。予約はスーパーデラックスで受け付けを開始するまで、しばらくお待ちください。
4月19日(土)午後2時開場、午後3時開演、午後10時終了
Noid ソロ
吉田アミソロ
人数:直嶋岳史 + 平間貴大
VOIMA:鈴木康文 + 安永哲郎
ユーグ・ヴァンサン + 八木美知依
Sachiko M + マーティン・ブランドルマイヤー
オペラ南十字星:杉本拓、飯田克明、中村としまる、宇波拓
今井和雄トリオ:今井和雄、伊東篤宏、鈴木學
大友良英 + 中村としまる + リュウ・ハンキル トリオ
アクセル・ドゥナー + ニコラス・ブスマン + 大蔵雅彦
Los Glissandinos:クラウス・フィリップ + カイ・ファガシンスキー
4月20日(日)午後1時開場、午後2時開演、午後9時終了。
田中悠美子 ソロ
Sachiko M ソロ
大友良英 Core Anode ソロ
吉村光弘 + 曽田陽 デュオ
リュウ・ハンキル + 川口貴大 デュオ
杉本拓と佳村萌
中村としまる + クラウス・フィリップ デュオ
Kapital Band I:ニコラス・ブスマン + マーティン・ブランドルマイヤー
秋山徹次 + ユタカワサキ + 山内桂 トリオ
Noid + カイ・ファガシンスキー + アクセル・ドゥナー + 宇波拓
gnu:大蔵雅彦、塚本真一、種石幸也、熊田央、イトケン
東京は両日とも演奏順は未定です。
2月17日
昨年、Improvised Music from Japan レーベルから4枚組CDセットをリリースしたマージナル・コンソートのメンバー、小沢靖さんが2月7日に亡くなりました。2月17日に英国グラスゴーでマージナル・コンソートの海外デビュー・ライヴをおこなう矢先のことでした。ご冥福をお祈りいたします。
4月13日(日)Ftarri Festival 京都(アバンギルド)は出演者と組み合わせが決定しました。(順不同です。演奏の順番はまだ確定していません)
竹内光輝(竹内の作曲作品を木下和重 + 江崎將史 + 竹内の3人で演奏)
Noid + 宇波拓
半野田拓ソロ
山本精一 + 梅田哲也
木下和重 + 磯端伸一 + 小田寛一郎
BusRatch + リュウ・ハンキル
Los Glissandinos(クラウス・フィリップ + カイ・ファガシンスキー)
江崎將史アキビンオオケストラ(江崎將史、森山ふとし、西川文章、鈴木勝、森雄大、坪内敦、高橋美佳、井上智士)+ 村山政二朗
西川文章 + ティム・オリーヴ + Haco
Kapital Band I(ニコラス・ブスマン + マーティン・ブランドルマイヤー)
当日は午後3時開演、午後10時終了を予定してます。料金の発表はもうしばらくお待ちください。
4月19日(土)、20日(日)Ftarri Festival 東京(スーパーデラックス)は、両日とも1組を除き、出演者と組み合わせが決定しました(順不同です。演奏の順番はまだ確定していません)。料金の発表はもうしばらくお待ちください。
4月19日(土)
戸塚泰雄さんが都合により出演できなくなったため、直嶋 + 戸塚 デュオは、人数(にんずう、直嶋 + 平間 デュオ)に変更となりました。また、フランスのユーグ・ヴァンサン(チェロ) + 八木美知依(箏)、Sachiko M + マーティン・ブランドルマイヤーのデュオ2組が新たに決まりました。あと1組の出演を調整中です。午後3時開演、午後10時終了を予定しています。
Noid ソロ
吉田アミ ソロ
人数(直嶋岳史 + 平間貴大)
VOIMA(鈴木康文 + 安永哲郎)
ユーグ・ヴァンサン + 八木美知依
オペラ南十字星(杉本拓、飯田克明、中村としまる、宇波拓)
今井和雄トリオ(今井和雄、伊東篤宏、鈴木學)
大友良英 + 中村としまる + リュウ・ハンキル トリオ
Sachiko M + マーティン・ブランドルマイヤー
Los Glissandinos(クラウス・フィリップ + カイ・ファガシンスキー)
4月20日(日)
新たにリュウ・ハンキル + 川口貴大 デュオの出演が決まりました。こちらも、あと1組の出演を調整中です。午後2時開演、午後9時終了を予定しています。
田中悠美子 ソロ
Sachiko M ソロ
大友良英 Core Anode ソロ
吉村光弘 + 曽田陽 デュオ
リュウ・ハンキル + 川口貴大 デュオ
杉本拓と佳村萌
中村としまる + クラウス・フィリップ デュオ
秋山徹次 + ユタカワサキ + 山内桂 トリオ
GNU(大蔵雅彦、塚本真一、種石幸也、熊田央、イトケン)
Kapital Band I(ニコラス・ブスマン + マーティン・ブランドルマイヤー)
2月6日
Ftarri Festival の現時点で予定してます出演者およびその組み合わせは以下の通りです(演奏の順番はまだ決めてません)。
4月13日(日)京都
Kapital Band I (ニコラス・ブスマン + マーティン・ブランドルマイヤー)
Los Glissandinos(クラウス・フィリップ + カイ・ファガシンスキー)
Noid + 宇波拓
山本精一 + 梅田哲也
西川文章 + ティム・オリーヴ + Haco
江崎將史アキビンオオケストラ + 村山政二朗
木下和重 + 磯端伸一 + 小田寛一郎
BusRatch
竹内光輝(竹内の作曲作品を木下和重 + 江崎將史 + 竹内の3人で演奏します)
半野田拓ソロ
リュウ・ハンキル
リュウ・ハンキルは誰かと共演してもらうつもりです。
4月19日(土)東京
Los Glissandinos(クラウス・フィリップ + カイ・ファガシンスキー)
オペラ南十字星(杉本拓、飯田克明、中村としまる、宇波拓)
大友良英 + 中村としまる + リュウ・ハンキル トリオ
今井和雄トリオ(今井和雄、伊東篤宏、鈴木學)
VOIMA(鈴木康文、安永哲郎)
直嶋岳史 + 戸塚泰雄 デュオ
吉田アミ ソロ
ほかにフランスのチェリスト、ユーグ・ヴァンサン (Hugues Vincent) の出演が新たに決まりました。今のところ、土曜日に誰かとデュオかトリオで演奏してもらう予定です。
20日(日)東京
Kapital Band I (ニコラス・ブスマン + マーティン・ブランドルマイヤー)
中村としまる + クラウス・フィリップ デュオ
Noid + 宇波拓 デュオ
GNU(大蔵雅彦、塚本真一、種石幸也、熊田央、イトケン)
秋山徹次 + ユタカワサキ + 山内桂 トリオ
吉村光弘 + 曽田陽 デュオ
杉本拓と佳村萌
大友良英 Core Anode ソロ
田中悠美子 ソロ
Sachiko M ソロ
京都のほうはだいたい決まってきましたが、東京はまだ追加・変更がかなりあると思います。
2008年1月29日
もう1月も終わろうとしていますが、今年もよろしくお願いいたします。
まず、4月のFtarri Festival の動きを。13日(日)の京都に出演を予定していました恩田晃ですが、一時帰国の時期が変更になったため、残念ながら参加できなくなりました(紛らわしくなるので、12月31日の文の出演者名から彼の名前を削除します)。一方で、新たに京都への参加が決定したミュージシャンもいます。以下、あらためて現時点で決定している出演者を列挙します。
Kapital Band I (ニコラス・ブスマン + マーティン・ブランドルマイヤー)
Los Glissandinos(クラウス・フィリップ + カイ・ファガシンスキー)
Noid + 宇波拓
山本精一 + 梅田哲也
江崎將史アキビンオオケストラ + 村山政二朗
西川文章 + ティム・オリーヴ
BusRatch
ここまでは組み合わせが決まってます。まだどのような編成になるかわかりませんが、ほかに小田寛一郎、木下和重、竹内光輝、リュウ・ハンキルが出演します。
19日(土)と20(日)の東京もいろいろと決まってきました。
19日(土)
Los Glissandinos(クラウス・フィリップ + カイ・ファガシンスキー)
大友良英 + 中村としまる + リュウ・ハンキル トリオ
今井和雄トリオ(今井和雄、伊東篤宏、鈴木學)
オペラ南十字星(杉本拓、飯田克明、中村としまる、宇波拓)
VOIMA(鈴木康文、安永哲郎)
直嶋岳史 + 戸塚泰雄 デュオ
吉田アミ ソロ
20日(日)
Kapital Band I (ニコラス・ブスマン + マーティン・ブランドルマイヤー)
中村としまる + クラウス・フィリップ デュオ
Noid + 宇波拓 デュオ
GNU(大蔵雅彦、塚本真一、種石幸也、熊田央、イトケン)
秋山徹次 + ユタカワサキ + 山内桂 トリオ
吉村光弘 + 曽田陽 デュオ
大友良英 Core Anode ソロ
田中悠美子 ソロ
Sachiko M ソロ
以上、別に出演順ではありません。これで全部ではなく、もう少し増えます。一応、各日の出演者をこのように考えてますが、出演日は変わるかもしれません。その時はまたこのページでお伝えします。
次に、CDショップに関してのお知らせです。いつもショッピング・カートへの新着商品の登録が遅れがちなため、2日前に新着速報のページを新たに作成しました。特に4月のFtarri Festival の準備のため、当分、ショッピング・カートへの登録がかなり滞るような気がします。何かとご不便をおかけしますが、ショッピング・カートのショップと速報のページの両方に目を通していただければと思います。
ショップに関してもうひとつ。クレジット・カードを使ってお買いあげいただいた場合、カード利用明細への表示名がこれまではImprovised Music from Japan でしたが、Ftarri に変更しました。今月または来月の明細からFtarri の表示になります。
2007年12月31日
いつの間にか大晦日です。12月中にクリアランス・セールや、Ftarri Festival の告知などやりたかったのですが、結局、もろもろ何もできずに大晦日を迎えました。今年発売できなかったImprovised Music from Japan 年刊誌についても何もお伝えしないままですし。そこで、Ftarri と Improvised Music from Japan のショップや企画に関する情報を逐次お知らせするページを作ることにしました。とりあえず、今年最後の日に、ざっと紹介しておきます。
4月にFtarri レーベル発足記念のフェスティヴァルを京都と東京で開催します。京都は4月13日(日)アバンギルドで、東京は4月19日(土)と20日(日)にスーパーデラックスです。時間はまだ決まってませんが、どちらも午後から夜にかけて7〜8時間の長時間になります。料金もまだ未定。現時点で決定している出演者は以下のとおりです。
4月13日(日)京都「アバンギルド」
Kapital Band I (ニコラス・ブスマン + マーティン・ブランドルマイヤー)、クラウス・フィリップ、Noid、宇波拓、梅田哲也、江崎將史、小田寛一郎、木下和重、竹内光輝、ティム・オリーヴ、西川文章、BusRatch、山本精一
4月19日(土)、20日(日)東京「スーパーデラックス」
Kapital Band I (ニコラス・ブスマン + マーティン・ブランドルマイヤー)、クラウス・フィリップ、Noid、秋山徹次、飯田克明、伊東篤宏、今井和雄、宇波拓、大蔵雅彦、大友良英、Sachiko M、杉本拓、鈴木學、鈴木康文、田中悠美子、直嶋岳史、中村としまる、ユタカワサキ、吉田アミ、吉村光弘、山内桂
Improvised Music from Japan の年刊誌は今年、発売できませんでした。すでに掲載するインタヴューなどは始めているのですが、とても間に合わないので今年の発売は断念。次号は特集号(IMJ Extra)になりますが、内容の発表は発売の目処がついてからにします。これまでは日英語バイリンガルでしたが、次号に限って日本語と英語を別々に発売するつもりです。できれば日本語本を夏に、英語翻訳本を年末に出したいところですが。
あと、ショップのクリアランス・セールですが、できれば1月中にやりたいと思ってます。今、doubtmusicの大友良英ソロ新譜(通常盤 + 限定盤)購入プレゼントのフェルト・バッグ作りで時間が取れないので、それが終わる1月中旬から掲載できればと考えてます。
とりあえず、こんなところでしょうか。進展があればその都度、このページでお知らせしていきます。
Ftarri * Improvised Music from Japan