CD、レーベル:Ftarri、CD番号:ftarri-971、2021年6月発売。
Cyprien Busolini は1978年生まれのフランス人ヴィオラ奏者。現代音楽と即興音楽の領域で主に活動し、Ensemble Dedalus や ONCEIM といった現代音楽アンサンブルのメンバー。一方で、古楽の Ensemble Fratres でも演奏している。村山政二朗はパリ在住、欧州を中心に活動する日本人ドラマー / パーカッショニストで、ヴォイス・パフォーマンスもよくおこなう。Ftarri からはソロやほかの演奏家との共演で多くのCDをリリースしている。
事の発端は、Catherine Diverres 振り付けによるダンス作品『Blow the Bloody Doors Off』の音楽 (作曲:Jean-Luc Guionnet) のライヴ演奏で、Cyprien Busolini がメンバーの Ensemble Dedalus と村山政二朗 (ヴォイス、ドラムス) が共演したことだった。その後2019年ごろから、ふたりは定期的にデュオでリハーサルをおこなってきた。
本CDには、そのリハーサルの成果とも言うべき即興演奏1曲を収録。Busolini はヴィオラ、村山はドラムスやパーカッションは使わず、ヴォイスに専念。村山曰く、「いわゆる声を使った即興演奏家とは異なる『何が出るのか自分でもよくわからない』的なアプローチを心がけている」。1曲46分という長丁場の演奏で、2021年2月11日にパリで録音された。
価格:1500 円