CD、レーベル:Ftarri、CD番号:ftarri-976、2020年12月発売。
1986年生まれのサウンドアーティスト、梅沢英樹は日本国内での活動はもとより、フランスの代表的音楽研究機関、INA-GRM (Institut National Audiovisuel - Groupe de Recherches Musicals) での作品発表や、スウェーデン、ストックホルムのエレクトロアコースティック音楽 / サウンドアート機関、EMS (Elektronmusik Studion) でのレジデンスなど、海外での活動も活発におこなっている。2012年に米国の and/OAR レーベルからソロCD『Suido-Kan』、2019年には Ftarri から上村洋一とのデュオCD『re/ports』をリリース。
1990年生まれの網守将平は学生時代より現代音楽の作曲家として活動を開始し、室内楽からオーケストラまで多くの作品を発表。 近年はポップ・ミュージックやサウンドアートまで領域横断的な活動を展開。様々な表現形態での作品発表やパフォーマンスをおこなうとともに、CMやテレビ番組の音楽制作、スタジオ / ライヴ・ミュージシャンとして多くのアーティストのプロジェクトに関わる。『SONASILE』(ROGRESSIVE FORrM, 2016) と『パタミュージック』(noble, 2018) の2枚のソロ・アルバムをリリース。
本アルバムは、梅沢英樹と網守将平が2013年から2016年の間に共同制作した楽曲、7曲からなる作品集。最初と最後に網守の叙情的なソロ・ピアノ作品「Circle I」と「Circle II」を置き、その間に、網守作曲の2作品「debris dans le jardin I」「cracked_oriented; frz」、梅沢作曲の2作品「debris dans le jardin III」「Painted Wall」、ふたりの共作「debris dans le jardin II」を収録。網守作曲の2作品は梅沢が、また梅沢オリジナルの「Painted Wall」は網守が、それぞれ手を加えて完成させた。
梅沢作曲の「debris dans le jardin III」は、INA-GRM 主催の Banc d'Essai 2015 にて発表された作品。さらに共作の「debris dans le jardin II」は、電子音響音楽コンサート CCMC 2015 にて Le Prix ACSM116 を受賞した作品である。
大城真がマスタリング、川村格夫がデザインを担当。アートワークは、新津保健秀が自身のドローイングを撮影した写真作品。
価格:1800 円