CD、レーベル:Ftarri、CD番号:ftarri-978、2019年9月発売。
クリスティアン・アルヴェアール (Cristian Alvear) は1979年生まれ、南米チリ、サンティアゴ在住のギタリスト。現代音楽 / 実験音楽のシーンで世界的に活動し、2010年代に入って、世界各国のレーベルから多くのリリースがある。一方のクラウス・フィリップ (Klaus Filip) は1963年生まれ、オーストリア、ウィーン在住の音楽家 / プログラマー。多くの即興演奏家に愛用されているソフトウェア「ppooll 」を開発。自ら「ppooll」を使用し演奏をおこなう。
本アルバムには、40分58秒の一曲を収録。全体が6つのパートに分かれ、クラウス・フィリップがサインウェイヴを柔らかに響かせ続け、そのうえに、クリスティアン・アルヴェアールがアコースティック・ギターを使って、同じ和音や短いフレーズを淡々と繰り返す。6つのパートはそれぞれ異なる姿を見せるが、全体としては、シンプル端正、繊細緻密で、なぜか惹きつけてやまない妖しいムードを放つ秀作。
価格:1500 円