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Jean-Luc Guionnet / 村山政二朗
Idiophonic

cover art

CD、レーベル:Ftarri、CD番号:ftarri-985、2018年5月発売。

村山政二朗 (パーカッション、ヴォイス) はフランスでの生活が長く、現在もパリを拠点に音楽活動をおこなっている。 Jean-Luc Guionnet は、パリ在住のアルト・サックス奏者であるとともに、パイプ・オルガン奏者としても知られる。ふたりはこれまでに、『Le Bruit du Toit』(Xing-Wu Records, 2007)、『Window Dressing』(Potlatch, 2011)、『Mishima, Day & Night』(Ftarri, 2015) と3枚のアルバムをリリースしているが、Guionnet はこれらすべての作品でアルト・サックスを使用。第四作となる本作は、村山がオルガン奏者としての Guionnet と共演した初めてのアルバムとなる。

本アルバムには即興演奏3曲を収録。うち2曲は2015年6月にドイツ、ベルリンの教会、残りの1曲は2012年9月にスロヴェニア、リュブリャナの教会での演奏。村山はスネア・ドラムのみを使用 (一曲目では、時折ヴォイスも聴ける)。Guionnet のオルガンは、時に強く特に弱く、時に厳かに時に荒々しく、出てくる音はノイズ然としながらも表情豊か。一方の村山も、スティックとブラシを持ち替えつつ、効果的に鋭い打音を放つ。お互いに音を出し過ぎることなく、程よく抑制の効いた緊張度の高い演奏。ふたりのコンビネーションの良さと、豊かな残響を持つ教会内部の特性も相まって、非常に印象的な好演が生みだされた。

mp3 excerpt: track 1
mp3 excerpt: track 2
mp3 excerpt: track 3

価格:1500 円


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