CD、レーベル:Ftarri、CD番号:ftarri-990、2015年6月発売。
フランス、パリ在住の村山政二朗 (パーカッション) は、フランス人アルト・サックス奏者の Jean-Luc Guionnet と何度も共演してきた。本作はふたりにとって、『Le Bruit du Toit』(Xing-Wu Records, 2007) と『Window Dressing』(Potlatch, 2011) に続く、3作目のデュオ・アルバム。2013年7月の同じ日に、三島市の本覚寺 (昼) とバー「テケバー」(夜) で録音した即興演奏4曲を収録。村山はドラム・セットのごく一部 (1曲目ではシンバルとスネア・ドラム、残りの曲ではスネア・ドラムのみ) を使用し、Guionnet のアルト・サックスとともに、彼らにしかなし得ない独特のサウンドを自在に生み出していく。本覚寺での演奏3曲は、世界の即興音楽シーンの最前線で活躍するふたりの本領を如実に示し、終始緊張の糸を切らすことのない名演。テケバーでのライヴ演奏 (4曲目) は、場所柄、1~3曲目よりもリラックスした雰囲気の中で、互いの持ち味を存分に披露しつつ息の合った演奏を繰り広げている。
mp3 excerpt: track 1価格:1500 円