CD、レーベル:Ftarri、CD番号:ftarri-997、2011年8月発売。
秋山徹次はアコースティックとエレクトリック両方のギターを演奏し、毎年のように海外ツアーをおこなうなど、国内外で活躍する即興演奏家。一方、1963年生まれの河合拓始は、幼少よりクラシック・ピアノを学び、東京芸術大大学院で音楽学の修士号を取得。1980年代中頃から即興演奏も始め、現在は即興演奏とともに、John Cage、Morton Feldman、Giacinto Scelsi、高橋悠治をはじめとする現代音楽作曲家の作品演奏をおこなうピアニストとして、さらには作曲家として活動する逸材。
本作は2009年9月にスタジオ録音したアコースティック・ギターとピアノのデュオによる即興演奏8曲を収録。河合は多くの曲でボルトや糸などを使いプリペアドしている (秋山もそれぞれ1曲でスライド・ギターとプリペアド・ギターを使用)。ふたつのアコースティック楽器が時にぶつかり合い、時に互いを慈しみながら、終始コントロールとテンションを失うことのなく生まれた傑作。限定450部、通し番号付き。
価格:1500 円