CD、レーベル:Improvised Music from Japan、CD番号:IMJ-503、2002年12月発売。
2002年3月に来日したイギリスのカフィ・マシュウズとドイツのアンドレア・ノイマンに日本の Sachiko M が加えた、女性3人による3月17日東京「新宿ピットイン」でのライヴ演奏を収録。マシュウズはラップトップ・コンピュータを使い、共演者や自分の音をリアルタイムにコンピュータに取り込んでそれらを演奏に使用する。ノイマンは、ピアノの鍵盤やハンマー以外の部分を木製ボディから取り出し、弦とそれらが張られた金属製の枠の部分だけからなる「インサイド・ピアノ」を演奏。Sachiko M は外部からサンプルした音を一切使わず、音作りの基本用あるいはテスト・トーン用にサンプラーにもともと内蔵されたサイン・ウェイヴのみでサウンドを形成する。
ノイマンと Sachiko M のふたりによる演奏からスタートし、次にマシュウズがひとりでステージに上がって、ふたりの演奏を音源として使用しながらサウンドを再構築。その後ノイマンが入ったデュオ、最後に Sachiko M も加わったトリオでの演奏を展開。3曲すべて即興による演奏。時に繊細、時に強靱に、間と空間を活かしたサウンド構成がすばらしい。
全3曲ですが、便宜上、1曲めは2トラック、2曲めは3トラックに分かれています。ただし、どちらもトラック間で途切れることはありません。
特価:1500円 (通常価格2000円のところ)