CD、レーベル:Meenna、CD番号:meenna-875、2019年2月発売。
ドラマー、作曲家の高島正志は2018年に福島県より東京に移り住み、以前にも増して音楽活動を活発化させている。引っ越し後に、彼が自身の作曲作品を演奏するために声をかけたメンバーが、河野円 (テープレコーダー、ミキサー、スピーカー)、徳永将豪 (アルト・サックス)、竹下勇馬 (改造エレクトリック・ベース)。この3人に高島 (ドラムス、エレクトロニクス) を加えたカルテットが、2018年8月19日、東京「Ftarri」でコンサートをおこない、高島が作曲したそれぞれ10分前後の4曲を演奏した。
本アルバムには、その時のライヴ演奏を収録。五線譜、テキスト、図形によるルールの設定や指示に基づき、即興的な要素をふんだんに盛り込みながらも、周到に構成の行き届いた演奏となっている。しかも、それぞれ別個の曲でありながら全曲通しての流れも絶妙で、あたかも4楽章の作品1曲を聴いているかのよう。高島の作曲家としての才と、4人の演奏の魅力がはっきりと表現された良作。180部限定、通し番号付き。
価格:1500円