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Magnus Granberg / Ordinary Affects
Come Down to Earth Where Sorrow Dwelleth

cover art

CD、レーベル:Meenna、CD番号:meenna-970、2020年7月発売。

Magnus Granberg (マグヌス・グランベリ) はスウェーデン、ストックホルム在住の作曲家 / 演奏家。2005年より率いる自身のアンサンブル Skogen や、そのほか Ordinary Affects、Ensemble Grizzana、Insub Meta Orchestra などの実験音楽アンサンブル / プロジェクトを通して作曲の新たな可能性を示す良質の作品を発表し、また英国の Another Timbre を筆頭に様々なレーベルより彼の作曲作品がリリースされ、近年、世界的に高い評価と注目を得た存在となっている。2019年11月には Ftarri Festival 出演のため初来日し、自身を加えた4人編成で、彼の作品「Come Down to Earth Where Sorrow Dwelleth」の、笙、箏、ピアノ、エレクトロニクスのための改訂版を披露した。

この「Come Down to Earth Where Sorrow Dwelleth」は元々、Magnus Granberg が米国、ボストンを拠点に活動する実験音楽アンサンブル Ordinary Affects のために書いた作品。Ordinary Affects は、Antoine Beuger、Jurg Frey、Eva-Maria Houben、Michael Pisaro などのヴァンデルヴァイザー派や、Christian Wolff、赤間涼子など現代作曲家の演奏に定評がある。また、Ordinary Affects の各メンバーが書いた作品や即興演奏もレパートリーとしている。Meenna レーベルから2019年リリースの、Bruno Duplant『deux songes (les jours sont faits pour expliquer les nuits)』(meenna-976) でも、Bruno Duplant の曲の演奏を担当している。

Ftarri Festival 2019 に先立つこと7ヶ月、2019年4月初旬に Ordinary Affects が Magus Granberg を招いておこなった米国小ツアーで、「Come Down to Earth Where Sorrow Dwelleth」が世界初演された。本アルバムは、このツアーの最後に、コネチカット州ミドルタウンにあるウェズリアン大学 (Wesleyan University) で録音された演奏 (演奏時間75分) を収録している。メンバーは、Morgan Evans-Weiler (ヴァイオリン)、Laura Cetilia (チェロ)、Luke Martin (エレクトリック・ギター)、J.P.A. Falzone (ヴィブラフォン) に、Magnus Granberg (プリペアド・ピアノ) を加えた5人。終始、厳粛かつ神秘的な響きが心に染み入る。Magnus Granberg の作曲、Ordinary Affects の演奏のどちらも、その本領を遺憾なく発揮した傑作。

mp3 excerpt: track 1

価格:1500 円


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