CD
ftarri-220
2010年3月14日発売
価格 2,000 円 + 税
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ジョン・ブッチャー:tenor or soprano saxophones - plus feedback (1), motors (1, 3, 4), embedded harp speaker (5)
ロードリ・デイヴィス:pedal harp, lever harp with embedded speaker and electric harp. Aeolian electric harp (7)
現在のフリー・インプリヴィゼーション・シーンにおいて、最高のサックス奏者と言って過言ではない英国のジョン・ブッチャーと、ハープという即興演奏では馴染みのない楽器を使いながら、従来のハープの概念を超えた演奏で様々なプロジェクトを活発に展開する英国のロードリ・デイヴィス。ふたりは2000年に初めてデュオ・コンサートを開き、その後も断続的にデュオ活動を続け、2004年には日本ツアーもおこなっている。お互い、これまでのキャリアを通して身につけてきた拡張 / 特殊奏法を駆使しておこなわれる演奏は通常のサックスとハープの共演から想像できる枠をはるかに超えており、本作 (2007年8月〜2009年4月スタジオ録音の全7曲収録) は多彩な音色、テキスチャー、音響的美しさ、自由な発想、実験性、高度な構成力、あらゆる面で聴く者を圧倒する素晴らしい内容となっている。なお、ふたりのデュオ演奏と、ブッチャーとデレク・ベイリーのデュオ演奏の両方を収録したCD『Vortices & Angels』が2001年に英国 Emanem レーベルから発売されているが、ブッチャーとデイヴィスのデュオ演奏だけを収録したフル・アルバムのリリースは、デュオ歴10年にしてこれが初めてとなる。