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ftarrilive-551
2021年5月7日発売
Ftarri Bandcamp
森下周央彌：エレクトリック・ギター、自作楽器
竹下勇馬：Mechanized Instruments
増渕顕史：アコースティック・ギター
森下周央彌は関西を中心に、ジャズや即興音楽の領域でいくつものグループに参加し活動するギター奏者。作曲もこなし、2021年にはほぼ自作曲でまとめた意欲的デビュー・アルバム『Ein.』をリリース。森下は数ヶ月ごとに東京を訪れては、東京在住の演奏家との共演もおこなっている。
本アルバムは、森下が東京にやってきた2021年4月に、東京在住の竹下勇馬と増渕顕史とのトリオで Ftarri に出演した時の記録。竹下勇馬は、以前は種々の小型自作エレクトロニクス装置をエレクトリック・ベースのボディに装着した改造ベースを楽器として使用していたが、2020年からは改造ベースは使わず、「Mechanized Instruments」と称する数種の箱型自作装置をテーブルに配置してサウンドを作ることが多い。この日もこの Mechanized Instruments を使用。森下のメインの楽器はエレクトリック・ギターだが、実は自作楽器の考案・演奏も得意とする。このコンサートでは、小物類を組み合わせた手の込んだ自作装置をテーブルに置き、ギター演奏以外に、カシャカシャと細やかな弱音の生音ノイズも出していた (特に２曲目)。このふたりの間に増渕顕史が陣取り、アコースティック・ギターで彼独特の柔らかなタッチのフレーズを繰り出していく。
本アルバムには、2021年４月19日のコンサートでの即興演奏２曲 (どちらも30分を超える) を丸ごと収録。