CD
ftarri uta 220
限定200部
2023年2月12日発売
作詞・作曲:沼尾翔子
沼尾翔子:ギター (1-6), ヴォーカル
遠藤ふみ:ピアノ (7, 8)
沼尾翔子は神戸在住の歌手。自ら作詞作曲し、ギターを弾きながら歌うシンガーソングライター。アイルランド、ダブリンの Dublin City University に留学し、ジャズを中心としたヴォーカルと作曲を学び、2021年に帰国。ソロはもとより、伊藤シュンペイとのデュオ ephemeron や、遠藤ふみ、阿部真武、白石美徳とのカルテット Uquwa にも参加。活動の中心は関西だが、東京にも定期的に訪れ演奏している。
沼尾は2022年8月21日と22日、東京 Ftarri のスペースで即興演奏 (21日)、ギター弾き語り (22日) の2日連続公演を実施。本CDは、そのギター弾き語り公演での演奏8曲を収録。最後の2曲では、沼尾は歌のみに専念し、遠藤ふみがピアノ伴奏としてゲスト参加。Ftarri のギターアンプが不調で、前半4曲には微細なノイズが混入するアクシデントが発生。特に4曲目ではノイズがはっきりと聞こえ、まるでエレクトロニクス奏者と共演しているかのような様相を呈して、逆に面白い効果をあげるという一幕も。
沼尾翔子にしか出せない妙味あふれる曲が並び、心に沁みる。特に11分を超える最終曲「つづみ」は、最後を飾るにふさわしい名演。