CD
hitorri-980
限定300部
2020年5月31日発売
価格 1,500 円 + 税
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村山政二朗:スネア・ドラム、マレット、ブラシ、ヴォイス、鋼鉄製テーブル、ゴング
Special thanks to: la Cuisine, centre d'art et de design, Dominique Collignon Maurin
フランス、パリ在住のドラマー / パーカッショニストで即興演奏家 / 作曲家の村山政二朗は、2017年頃から、自身の即興演奏の録音を素材として使ったエレクトロ・アコースティック曲の制作に注力するようになる。その成果は、Hitorri レーベルからリリースされた2枚のソロ・アルバム『Downdate』(hitorri-986, 2017年) と『The Empire of Slip of the Tongue (または湿原の帝国)』(hitorri-984, 2018年) として発表され、高い評価を得た。これら2作品に次ぐ新作は一転、原点に立ち返ったかのように、パーカッションによる即興演奏ばかり8曲を収録したアルバム。
全8曲の使用楽器と録音場所は以下の通り。
1〜3曲目:10インチ・スネア・ドラム、マレット、ブラシ。2曲目では声の伴奏あり。三島市個人宅で録音。
4曲目:楽器として作られたものではない鋼鉄の半円形テーブル2台 (2台で円になる)。フランスの美術館でのレジデンス中に、その図書館で録音。
5曲目:スナッピー (響き線) なしの14インチ・スネア・ドラム。フランスの劇場で、稽古の合間に録音。
6〜8曲目:出自不明のゴング (6)、10インチ・スネア・ドラム (7, 8)。パリ郊外の稽古場での録音。
本作は、村山の本職とも言うべきパーカッションとドラム・セットを使った即興演奏の、現時点での総決算を試みる2枚のアルバムの第一弾。他のパーカッショニスト / ドラマーとは一線を画す豊かな創造性を堪能できる名品!
「17年頃からエレクトロ・アコースティックの作曲に集中していましたが、その素材に使ったのは自分で録音したソロの演奏でした。作曲で次のステップに行くには、その方法を深める必要が出てきたのと、インプロ自体についての考え方も変わってきたということがあり、その結果の試行錯誤その1が今回の録音。その2はドラムを使った演奏です。」(村山政二朗)