CD4枚組
Improvised Music from Japan, IMJ-702-5
限定225セット
2007年3月4日発売
売り切れ
Disc 1 (IMJ-702): 2003 Part 1 (71:40)
Disc 2 (IMJ-703): 2003 Part 2 (69:06)
Disc 3 (IMJ-704): 2004 Part 1 (64:26)
Disc 4 (IMJ-705): 2004 Part 2 (69:25)
Disc 1 & 2:2003年12月7日、東京、六本木「旧三河台中学校体育館」での演奏を完全収録
Disc 3 & 4:2004年11月20日、東京、森下「江東区森下文化センター」での演奏を完全収録
マスタリング:小沢靖
デザイン (CD & テキスト):今井和雄
写真:五海裕治
ライナー・ノート:今井和雄 (日本語、英語)
225セット限定発売、通し番号付き
手製布袋入り (生地、柄、スタイルはひとつひとつ異なります)
例1 例2 例3 例4
マージナルコンソートは、今井和雄の呼びかけに応じて集まったメンバーで、1997年にスタートした集団即興プロジェクト。メンバーは全員、1975年美学校小杉武久教場の同期生。97年より毎年一回、2〜4時間に及ぶ長丁場を途切れることなく演奏し続けるというコンサートを開いている。本CDセットには2003年と2004年の演奏をそれぞれCD2枚に完全収録。エレクトリック・サウンドと生音との共存による多様な音の色彩とテクスチャー、長時間演奏が生み出す寄せては返す波のようなダイナミズムに圧倒される。
文:今井和雄 (2006年12月)
マージナル・コンソートは1997年から始めた集団即興の為のプロジェクトです。メンバーはそれぞれ異なるフィールドで活動を続けています。このプロジェクトは、その異なる活動を同時に進行させるというスタイルで作られていきます。各自のスタイルを同時に提示する事でそれぞれの違いを明確にすると共に、その重なりが個人の作業では作ることができない音空間が作られると考えます。メンバーは自立した存在ですが部分として全体を形作っていくのです。その部分と全体はその時々に各自が意識して演奏されると思われます。また、聴衆も一人のパフォーマーを意識して聴くことも出来るし、全体を一つのものとして感じることも出来るでしょう。つまり、聴衆の方も様々な聴き方が出来るということです。さらに、移動して聴かれると耳に入る音が異なって聴こえると思います。
多田正美は竹、木など自然の素材を使ったサウンド・パフォーマンスを行う他に様々な民族打楽器や簡単なシンセサイザーなどによる電子音などを使ったパフォーマンス。椎啓は自作の発音楽器、電子発音具や火に反応して変化するなどさまざまなセンサーを使ったエレクトロニクスなどを使ったパフォーマンス。越川知尚はトロンボーン、バイオリンなどの西洋楽器、シャーナイや尺八などの東洋楽器を独自の奏法で演奏するスタイル。小沢靖はリアルタイムでサンプリングした音を加工して演奏したり、簡単なエレクトロニクスのシステムを使っての演奏。今井は石、鉄、ガラス、水などの素材や日常雑貨を電気的に増幅させたり、様々な西洋楽器、東洋楽器を使ったパフォーマンスです。