CD2枚組
meenna-965
限定300部
2020年11月15日発売
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Disc 1
Disc 2
"Intervals, time and space between" は、オランダ人ミュージシャン Koen Nutters の作曲作品。曲自体かなりオープンで、楽器の編成に決まりはなく、各演奏家にはスコアの自由な解釈や表現を認めている。そのため、演奏ごとに演奏者の人数や楽器編成、演奏時間が異なり、演奏内容は似た雰囲気を持つ一方で、それぞれ独自の特色を醸し出すことが可能となる。全体に静かな演奏で、無音となる時間もある。演奏者の動作 (CDではわかりづらいが、身体を動かして生じたと思われる音がたまに聞こえる。また、ジャケット上の演奏者の使用楽器として、movement という表記がある) や言葉による語りもあって、楽器の音以外の要素を加味した複合的な作品になっている。
本2枚組CDには、この曲の Ensemble Post-music と DNK Ensemble の2組のアンサンブルによる3つのライヴ演奏を収録。Disc 1 には Ensemble Post-music によるヴァージョン、2019年7月29日、ドイツ、ベルリンでの演奏 (49分30秒)1曲を収録。Ensemble Post-music メンバーの Joanna Bailie (voice, recording and playback device, piano)、Lucio Capece (bass clarinet, playback device, frisbee)、Heather Frasch (flute, inaudible objects)、Koen Nutters (voice, sine tones, tape / cassette player, movement) に Luke Martin (voice, guitar) がゲスト参加。
Disc 2 には、DNK Ensemble による2ヴァージョンを収録。1曲目は、2019年6月16日、スイス、ゾロトゥルンでの演奏 (30分20秒)。アンサンブル・メンバーの Seamus Cater (voice, concertina, movement)、Koen Nutters (voice, cotrabass, movement)、Martijn Tellinga (voice, sine tones, movement) に、Stefan Thut (voice, cello, movement) がゲスト参加。2曲目は、2019年12月8日、オランダ、アムステルダムでの演奏 (17分30秒)。アンサンブル・メンバーの Seamus Cater (concertina) と Koen Nutters (voice, guitar) に、Aaron Foster Breilyn (otamatone) と Thea Mesirow (cello) のデュオ・プロジェクト Actualizing Communities がゲスト参加。
Koen Nutters はアムステルダムとベルリンの欧州2大都市を拠点に実験 / 即興音楽シーンで活動する、オランダ人コントラバス奏者 / 作曲家。The Pitch、And / In、Ensemble Post-music、DNK Ensemble など数々のアンサンブルのメンバーであり、アムステルダムの実験音楽コンサート・シリーズ DNK Amsterdam の運営にも携わるなど、多忙な日々を送っている。