Ftarri / Ftarri Festival 2019
WEEK ONE
11月9日 (土) sonorium 開場 午後2時30分 開演 午後3時30分 終演 午後9時頃
- 3時30分 多井智紀 (cello) + 徳永将豪 (alto sax)
木下正道 - カタカナと数 (2019) 委嘱新作、世界初演
多井智紀と徳永将豪の共演は水道橋 Ftarri での即興演奏による2回しかありませんが、どちらも素晴らしい内容でした。この日は趣向を変え、多井と親交のある作曲家、木下正道に委嘱したテキスト・スコアによる新作を演奏します。木下正道は、舞台に立って指揮もとります。
4時10分〜4時25分 休憩
- 4時25分 Suidobashi Chamber Ensemble
池田若菜 (flute) + 池田陽子 (viola) + 大蔵雅彦 (clarinet) + 内藤彩 (bassoon)
杉本拓 - vertical modulation 0 (2019) 委嘱新作、世界初演
Suidobashi Chamber Ensemble のメンバーである杉本拓は、欧州ツアーのため不参加に。そこで、作曲家としても知られる杉本に、4人のアンサンブルのための新曲を委嘱しました。
5時5分〜5時25分 休憩
- 5時25分 ダンテ・ボーン Dante Boon (piano)
1. Darya Zvezdina – there is no place for me on this map (2019) 世界初演
2. Christine Cornwell – at this moment (2018)
3. Germaine Sijstermans – POM (2018)
4. Jürg Frey – In memoriam Cornelius Cardew (1993)
5. Anastassis Philippakopoulos – piano piece (2019) 世界初演
6. Dante Boon – Duo (2h) (2017) 世界初演
7. Antoine Beuger (1955) – traces of eternity: of what is yet to be (2018)
実験音楽シーンで最も注目を集めるピアニストで、ヴァンデルヴァイザー作曲家であるダンテ・ボーン待望の初来日。ボーン自らの選曲による7曲を演奏します。当初6曲の予定でしたが、10月半ばに、ボーンから新作を1曲追加したいとの連絡が入りました (これにより、演奏順も変わりました)。ヴァンデルヴァイザー派のフランス人作曲家 Anastassis Philippakopoulos がボーンのために書いた短い作品で、これも世界初演です。お見逃しなく!!
6時30分〜6時50分 休憩
- 6時50分 ビリアナ・ヴチコヴァ Biliana Voutchkova (violin, voice) 即興演奏 "MODUS OF RAW"
クラシック音楽のヴァイオリニストだった初来日時から30年が経ち、実験 / 即興音楽に比重を移しつつ活動を続けるビリアナ・ヴチコヴァによるヴァイオリンと声を使った (Week One 唯一の) 即興演奏をお楽しみください。
7時30分〜8時 休憩
- 8時 マグヌス・グランベリ Magnus Granberg (piano) + 中村としまる (no-input mixing board) + 石川高 (笙) + 丸田美紀 (箏)
Magnus Granberg - Come Down to Earth Where Sorrow Dwelleth [revised version for sho, koto, piano and electronics] (2019)
"Come Down to Earth Where Sorrow Dwelleth" は元々、マグヌス・グランベリが米国ボストンのアンサンブル Ordinary Affects のために今年前半に書いた作品。同曲の「笙、箏、ピアノ、エレクトロニクスのための改訂版」の演奏です。
11月10日 (日) sonorium 開場 午後2時30分 開演 午後3時30分 終演 午後8時30分頃
- 3時30分 音・音
足立美緒 (electronics) + 清田裕美子 (龍笛, etc.) + マーティ・ヒックス Marty Hicks (piano) + 芳澤奏 (piano) + ゲスト:東田はる奈 (笙)、木村優希 (soprano)、北川綾乃 (箏)
作曲:足立美緒、マーティ・ヒックス、芳澤奏 / 新作、世界初演
雅楽・邦楽演奏家を含むユニークな若手音楽家集団、音・音は、すべて新作 (世界初演) を披露します。メンバーの足立美緒、マーティ・ヒックス、芳澤奏の3人が作曲を担当し、計3〜4曲を演奏します。
4時10分〜4時30分 休憩
- 4時30分 クリスティアン・アルヴェアール Cristián Alvear (guitar)
Sarah Hennies - Orienting Response (2015-16) 世界初上演
"Orienting Response" は米国のパーカッショニスト、作曲家の Sarah Hennies が、クリスティアン・アルヴェアールのために書いた作品。アルヴェアールの演奏は、2016年にスロヴァキアの mappa レーベルがカセットテープで発売。ただ、聴衆を前にしての演奏は、今回が初となります。
5時20分〜5時45分 休憩
- 5時45分 井上郷子 (piano) + 金沢健一 (steel) + 浦裕幸 (percussion, etc.)
浦裕幸 - 空白を数える (2019) 委嘱新作, 世界初演
井上郷子、金沢健一、浦裕幸という、通常は異なる領域で活動する3人。彼らはここ数年、浦の作曲作品を演奏するプロジェクトを断続的に続けています。この日、浦が用意する新作を演奏します。
6時25分〜6時50分 休憩
- 6時50分 マーガレット・カメラー Margareth Kammerer (vocals, electric guitar)
Margareth Kammerer の来日がやっと実現!! 彼女の魅力的な自作曲をソロで、また、彼女とミヒャエル・ティーケとカイ・ファガシンスキーもメンバーである Magic I.D. の曲をインターナショナル・ナシングとの共演で、それぞれ数曲演奏します。
7時30分〜7時50分 休憩
- 7時50分 インターナショナル・ナシング The International Nothing
ミヒャエル・ティーケ Michael Thieke (clarinet) + カイ・ファガシンスキー Kai Fagaschinski (clarinet)
Kai Fagaschinski / Michael Thieke - In Doubt We Trust (2015-17)
"In Doubt We Trust" は、インターナショナル・ナシングの最新アルバム『In Doubt We Trust』(Ftarri, 2018) 収録曲。同アルバム収録は、37分のこの1曲のみ。最新曲の完全演奏 (もちろん日本初演) をたっぷりとご堪能ください。
11月9日と10日の演奏時間は、それぞれ 40〜60分です。
各セットのスタート時間や休憩時間は目安です。ある程度ずれる可能性はありますので、ご注意ください。
司会進行 : 細田成嗣 (Week One + Week Two)
Last updated: November 8, 2019
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